COACHES & PLAYERS

―ダックスのコーチ&選手紹介―


 ゴードン・ボンベイ(ダックスのコーチ) … Gordon Bombay (The Duck's Coach)

かつてはダックスワース法律事務所で働く弁護士で、有能だが強引なことで有名だったが、ある日飲酒運転で捕まり、罰として社会奉仕活動を命じられる。その社会奉仕というのが史上最低の少年アイスホッケーチームのコーチをすることだった。初めのうちは嫌々コーチをしていたゴードンだったが、日々子供達と接していくうちに、多忙な生活で忘れかけていた友情や情熱といった大切なものを取り戻し、チームに奇跡のリーグ優勝をもたらせた。その後、29歳で若き日の夢であったプロ選手に挑戦するも試合中に負傷。休養中、ダックス優勝の実績を買われ、世界大会のUSA代表チームのコーチに就任。再びチームを優勝に導いた。そしてゴードンは国際親善大会の人事局長に任命され、世界中のジュニア育成に力を注いでいる。
 
D1での子供達と初めて対面するシーンには笑った。無理矢理子供達にせがまれたドライヴの最中、母親が現れて起き上がったチャーリーをど突いてみたり、初めての試合で気合を入れようと「
Win!Win!」と声を上げるも誰もついて来ずしりすぼみになったり…。アスピリンを飲んで何とか平静を保とうとする場面には同情を禁じ得ない。しかし当時はあんなに偉そうだったゴードンが、子供達との触れ合いを通して徐々に変わっていく所はちょっと身につまされるものがある。チャーリーと接している時のゴードンはまるで父親のようで、見ていて微笑ましい。早くに父親を亡くしたゴードンには父親がいない家庭で育ったチャーリーの寂しさが痛い程よく分かるのだろう。ゴードンを演じているエミリオ・エステベスがとにかく大好き!エミリオの数々の出演作品の中ではやっぱりダックス・シリーズが最高ッ 


 テッド・オライオン(イーデン・ホール学園準代表チーム(ダックス)のコーチ) … Ted Orion (Junior Varsity Coach)

元ノーススターズの選手。自分の運転していた車の事故で重傷を負った娘のためミネソタに残ることを決意、ミネソタを離れることになったノーススターズを惜し気もなく辞めた。続けていれば成功間違いなしと言われる実力の持ち主だ。D3にのみ登場。
オライオンのあまりの厳しさにダックス達は閉口。特にチャーリーはオライオンを信頼出来ず一時ダックスを抜けたりもしたが、オライオンはチャーリーを信頼し、期待しているからこそキツく当たったのだった。やがてオライオンを誤解していたことに気付いたチャーリーが素直に詫び、二人は絆を深めてゆく。本当の彼は教え子思いでとても心優しい熱血コーチである。

 
前半の鬼コーチから一転、中盤からは心優しく力強いダックスの味方に。奨学金制度取消を告げる学長にくって掛かるオライオンには惚れ惚れする。また、娘と一緒に滑る時のオライオンの温かくて幸せそうな笑顔には胸がじん…となってしまう。後半すっかりダックス色に染まったオライオンは何度見ても格好いい。



 ♯96.チャーリー・コンウェイ(ダックスのキャプテン) … Charlie Conway (Captain)

ダックスの中心であるチャーリーはしっかり者の母親と二人暮し。正義感が強く、思いやりがあり心優しい少年だ。初めのうちは試合中に空振りしたり、生卵を使っての練習でゴードンのセーターに卵を掛けたりと失敗も多かったが、ゴードンのコーチにより徐々に実力を付ける。ピー・ウィー・リーグ初優勝を決めたのはチャーリーのペナルティシュートによるものだ。またチームの誰よりもダックス(とゴードンコーチ)に愛着と誇りを持っており、ダックスらしからぬこと(ユニフォームにダックスの文字がない、練習を楽しめない等)には真っ先に反応し、苦言を呈する。ダックスのユニフォームを脱ぐようオライオンに命じられた際にはダックス脱退を決意するほど、ダックスをこよなく愛している。イーデン・ホール学園の代表を賭けた試合では見事なパスでダックスに勝利をもたらした。
ホッケー以外では一目ボレした女の子に積極的にアタック、第一段階(話をしてもらえる)をなんとかクリアし“よっしゃ♪”と密かにガッツポーズするお茶目な一面も。ちなみにチャーリー自身による自己紹介だと―身長:約180cm、獅子座、好きなモノはピザ、音楽(パンテラ、R.E.M.のファン)、ジョン・ウーの映画。ナッツアレルギーでどんなナッツでも口に入れたら体中が腫れ上がる―とのこと。そしておまけに左利き。
 
D1の頃のチャーリーのそれはそれは可愛いこと ゴードンと無邪気にじゃれ合うシーンや、授業中のケンカのシーンは何度見ても可愛くてにんまり(^^) 監督をおりると言うゴードンに「辞めないで」と涙ながらに訴えるチャーリーは、思わず抱き締めてあげたくなるほど。D2ではまだ子供らしさも残っていて可愛かったチャーリーも、D3になるとすっかり青年に成長。ダックスのメンバーの中で一人だけ身長の伸びがやたら著しい。可愛いというには少し大きくなり過ぎ、格好いいというにはちょっと抵抗が…という微妙さ加減がなんとも。でもやっぱりいくつになってもチャーリーは可愛い。


 ♯99.アダム・バンクス(ダックスのエース) … Adam Banks

ダックス1の実力の持ち主。当初はピー・ウィー最強チームのホークスに所属しており、かのライリーコーチもバンクスには一目置くほどだった。しかし地区分けの見直しで実は住所がダックスエリアであることが判明、渋々ダックスに中途加入することに。それまで散々ダックスを馬鹿にしていたバンクスの加入に、当然ダックス達からは大ブーイング!ダックスになっての初試合では最初、故意にパスを回されないという意地悪も受けるが、それもほんの束の間、バンクスの実力を認めたダックス達はすぐにバンクスを仲間として迎え入れる。D2では試合中に相手チームの反則により手首を痛めてしまう。だがスカウトが来ているので試合にはこのまま出して欲しいとゴードンに懇願する。バンクスの父親は息子のホッケーにかなり熱心で、小さい頃から常に過度の期待とプレッシャーを受け続けてきたバンクスはその期待に応えようとずっと苦しんでいたのであった。そんなバンクスの胸中を見抜いたゴードンは、肩の力を抜いて休むことも大事だと優しくバンクスを諭す。イーデン・ホール学園に入学早々、バンクスはダックスの中で唯一の代表チーム入りを果たす。代表チームとダックスの不仲を反映し、些細な行き違いで一時バンクスとチャーリーは仲違いしてしまったりしたが、代表チーム対ダックスの対抗試合前にバンクスはダックスに戻り、チームの勝利に大きく貢献する。
 
何かと疎外されるバンクスは毎度のことながらやたら気の毒である。いい子なのに…(T_T) おまけにチーム内でもダントツに上手いはずなのに見せ場は少ないうえ、よく敵に転倒させられる。よくぞグレることもなく成長したものだ。ベンチ内で声援を送っている時などに見せる素のバンクスの表情は結構明るく、他のメンバーと同じように元気があって子供らしい。スカしているバンクスもいいけれど、やっぱり子供らしく快活なバンクスの方が好きだなあ。D2でダックス召集の際、自宅の庭で一人ホッケーしているバンクスがおちゃめ。


 ♯00.ギー・ジャーメイン(ダックスの攻守の要) … Guy Germaine

コニーとのアツアツぶりばかりが目に付くギーだが、ダックスの試合シーン―特にD2、D3―を目を凝らして見ていただきたい。フルトンやチャーリーのような派手さがないのであまり目立たないが、結構♯00・ギーの活躍が光っている。試合に出ている時間もかなり長くて、さっきベンチでチラっと映ったかと思えば次の場面ではいつの間にかリンクの上に…なんてこともよくある。D2ラストのシュート戦では見事にゴールを決め、ダックスにギーあり!!をアピール。世界大会決勝の対アイスランド戦では、第2ピリオド終了後なぜか急にギーの左目横にはばんそう膏が!最終ピリオドに向けてリンクに上がるギーの顔には明らかに傷跡があるのはどうしたことだろう?そういえばギーは細身のせいか、果敢に攻めていくせいか、よく敵に倒される。おそらく最も転ばされる回数が多いのではないかと思う。同じデザインの帽子を三作通じて被っており、なかなかファッションセンスがいいオシャレ君。
 
ダックスの中で最も好きなのがギーだったりする。D1ではみんな可愛かったが、その後回を重ねる度に格好よくなっていったのはギーだけではなかろうか?眩い金髪に甘くて優しげなルックス、線の細さも加わって結構美少年だと思うのは私だけではないはず。事実、D3では前2作よりギーの出番が格段に増えている(といっても他の主要メンバーよりは少ないが)。あ、ひょっとしたらギーばかりを目で追っているので試合によく出ていると思い込んでいるのかもしれない…(^^ゞ
イーデン・ホール学園の代表チームとの対抗試合で壁に打ちつけられて倒れるギー、痛々しくて可哀想だけど出番が多くてちょっと嬉しい。その後の休憩タイムでは上半身裸のギーの姿が!ムキムキ・ポートマンとは実に対照的な体つき。実際にギーを演じているゲイリーは(D2以降の)ダックスの中で2番目に年下ということもあり、回りのみんなよりちょっとだけ幼さが残っているところもいいのよね〜
そういえばD3のハンスの葬儀シーンでギーと肩を組んでいる女性が!あれってギーのお母さんなのかなあ?うーん、気になる。


 ♯44.フルトン・リード(突撃ブラザースの一人) … Fulton Reed

人一倍体が大きくて力持ちのフルトンは、誰もが逃げ出すスーパーショットを得意としていたがアイスホッケーチームへの参加は断っていた。その理由がスケートが出来ないからだと知ったゴードンは、ショッピングセンターをスケートで走るというとんでもない練習を行い、フルトンをダックスに迎え入れる。ゴードンの目論見は見事大当たり!フルトンがシュートをするだけで敵味方一斉に逃げ出す始末だ。D2ではシカゴ出身のこれまたデカいポートマンと意気投合、二人して敵に体当たりして倒していくところから突撃ブラザースの異名を取る。D3では相棒であるポートマンがシカゴに残ったことにショックを受け、チャーリーと共にオライオンのやり方に反発して一時ダックスを抜ける。だがこのままホッケーを続けていくかも決めていないフルトンはホッケー一筋のチャーリーと口論になり、ダックスに戻る。オライオンへの誤解を溶いたチャーリーもダックスに復帰、代表チームとの試合に臨む。力の差が歴然とした試合に誰もが諦めかけたその時、ポートマンが戻ってきた。早速突撃ブラザースが復活して喜ぶフルトンは、チームの勝利に向け敵に当たっていく。
 
フルトンについては特に思い入れがないのだが、うちの息子達はフルトンがかなり気に入っているらしく、突撃ブラザースが活躍するたびに大喜び。分かりやすさが子供受けするんだろうねえ。確かに彼等がバタバタと敵を倒していくシーンは見ていてかなり痛快。


 ♯4.レスター・エイバーマン(ダックス一のお喋り少年) … Lester Averman

ピー・ウィー時代のエイバーマンはとにかくよく喋る子供だった。ゴードンが初めて子供達に会いホッケーしてみせろと言った時もエイバーマンは一人ホッケーもせずに解説をしていた。初試合ではベンチからよく訳の分からない掛声をかけてみたり。とまあお喋り以外ほとんど印象に残らないエイバーマンだが、試合には結構多く出ているような気がする。スティックをシャカシャカ動かし続けてまんまと敵の目を欺いたこともある。案外頭脳派かも?
 
D1ではまあよく喋る喋る…。でもそこがまた愛嬌があって可愛かったエイバーマン。初代ダックスのメンバーは作品毎に皆成長して大人っぽくなっていくが、エイバーマンだけは見た目もそんなに変わってなくてホッとする。ゴードンがコーチに就いて初めての試合で、「ヘイ!バッター、バッター…」と声を掛けるエイバーマンに「野球じゃないんだからバッターはいない!」とゴードンが怒ると、エイバーマンは「ヘイ!キーパー、キーパー…」と声を掛けるシーンが好きだ。よく分からないけど。生卵を使っての練習中には映画“ベスト・キッド(
THE KARATE KID)”の真似をしてコニーにたしなめられたりもしたっけ。
ところで、D1で初めてゴードンが子供達に会ったシーンでは、ゴードンはチーム名簿を読み上げる際「エイバーマン,デイヴ」と言っている。いつの間にデイヴからレスターに変わったんだろう?


 ♯33.グレッグ・ゴールドバーグ(キーパー) … Greg Goldberg (Goalie)

キーパーだというのに始めはパックがくる度に逃げていたゴールドバーグ。ゴードンが彼に対して行った練習というのが、ゴールドバーグをゴールに縛りつけ、皆で一斉にゴールドバーグめがけてシュートするというもの。最初はパックを怖がっていたゴールドバーグだったが徐々にパックに慣れ、恐怖心を克服していった。D3では美少女キーパー・ジュリーにレギュラーの座を奪われて焦ったゴールドバーグは、彼女の動きを鈍らせようとデザートをたらふく食べさせたりもした。キーパーとしてのレギュラーは外されたが、攻撃面で大活躍。代表チームとの試合では時間ギリギリにゴールを決め、ダックスに勝利をもたらした。
 
ゴードンが初めて子供達に会いに行き、みんなにせがまれて氷の上を車で走るシーン。ゴードンの車に全員が乗り込み車が走り出すや車内に異臭が漂い、子供達が一斉に叫ぶ。「ゴールドバーグ!」 D2では、ゴードンがみんなをロープで縛りチームワークの特訓をしていると、またもや異臭が…。そして子供達は再び叫ぶ。「ゴールドバーグ!」ちなみにこの時の犯人はポートマンだったのだが。太っているせいもあり、ゴールドバーグは何をやっても憎めないキャラクターだ。D3ではのっけからエラいことになり笑わせてくれる。ゴールドバーグが出てくるだけで面白いことがありそうな気にさせる、笑いの中心人物といえよう。選手村で寝ているドゥエインを泡だらけにしたり、ブランドショップでは買物客のふりをして入店し店員に締め出されたりもした。D1でのキーパー練習でゴールに括り付けられたゴールドバーグを一人残してみんなが引き上げてしまい、「置いていかないで〜」とゴールを引きずってみんなの後を追うシーンが好きだ。


 ♯18.コニー・モロー(ダックスのアイドル) … Connie Moreau

ダックスシリーズ三作全てに出演した唯一の女の子。ちょっと気が強いがとってもキュートなギーのGF。試合ではベンチにいることが多いが、D2で決勝戦の対アイスランド戦では、第3ピリオド開始早々にシュートを決め、試合の流れを変える活躍を見せた。もう一人の女性メンバー・ジュリーとはとても仲良し。
 
ギー・ファンの私にはコニーが羨ましくて仕方がない…(^^) このカップル、どちらかといえばギーの方がコニーに夢中のようだ。小さい頃から男の子ばかりのホッケーチームにいるせいか、性格はいたってサバサバしていそうで、好感が持てる。後から加入したジュリーとも仲が良さそうで、練習の合間には二人で仲良く滑っているシーンも。


 ♯9.ジェシー・ホール(口ではチームのリーダー的存在) … Jesse Hall

D1、D2ではチームの攻撃の要として大活躍したジェシーだが、残念なことにD3には出演していない。
D1では弟・テリーと共にオレオ・トリオメンバーとしてチームに貢献、ダックスの得意技“フライングV”ではいつも先頭に立って仲間を引っ張った。リンクの外でのジェシー、口ではリーダー格だったようで、初めてゴードンと対面した時も「一発かましてやる」と、近寄るゴードンに最初に話しかけたのはジェシーだった。バンクスが初めてダックスに加入した際も、「歓迎するよ…」というチャーリーの言葉を遮って嫌味を言ったのがジェシーで、彼のキツい言葉と態度にチーム全員が続いた場面も。D2では地元の少年達の挑発を受け、言い返していたのも彼だった。父親が非常にホッケーに熱心で、残業代を放棄してまで試合を見に来るほど。一時ゴードンがコーチを辞めようとした際、その後任にジェシーの父親を考えたくらいだ。D2でのダックス召集のシーンで、ゴードンに声を掛けられたチャーリーが真っ先に呼びに行ったのがジェシーだった。
 
チャーリーが一番にジェシーを呼びに行ったのは単に家が近かったのかもしれないが…(^^ゞ 試合の場面になると大活躍していたジェシーをD3で見ることが出来ないのは本当に残念。フライングVはやっぱりジェシーがいなくっちゃあ!


 ♯21.ディーン・ポートマン(もう一人の突撃ブラザース) … Dean Portman

世界大会出場に向けて全米から選出され、ダックスに加わった5人の内の一人。体が大きくて力持ち。かなりのロック好きのようで、顔合わせの時からヘッドホンをつけており、選手村では子守唄にロックを大音響で流して同室のフルトンと躍ってたり。いきなりダックス達を押し倒して力を見せつけたポートマンも、初めてフルトンのスーパーシュートを目にした時は目を丸くしていた。D2では試合開始早々退場させられ、控室で暴れまくったこともある。D3ではゴードンがコーチを辞めたのが原因で、イーデン・ホール学園には入学せず一人故郷のシカゴに残った。だがダックスの苦境を救うためゴードンが呼び寄せ、代表チームとの試合当日ダックスに復帰、チーム全員が喜んだのは言うまでもない。試合中ペナルティを取られ2分間の退場を言い渡されたポートマンはペナルティボックス内でストリップを始め、会場を沸かせた。バンダナがトレードマーク。
 
まだ子供っぽさの残るダックスの中でポートマン一人が目立って大人びて見えるが、まだ幾分子供っぽさも抜けておらず、そのバランスがいい感じ。ポートマンが出るだけで何とかなりそうな気にさせる、チームの守護神…とまで言ったらちょっと言い過ぎかな?荒っぽさが魅力的。


 ♯22.ルイース・メンドーサ(ダックス最速男) … Luis Mendoza

選出組の一人であるルイースはマイアミクラブ出身。ブルーラインの間を1.9秒で走るというスピードが武器。そんな最速男・ルイースの弱点は止まれないこと。スピードを生かして敵に向かっていくものの止まれず、壁や相手ゴールに突っ込むこともしょっちゅう。ヤンの指導で止まる特訓を行い、対アイスランド戦ではゴール前で止まることが出来、得点を挙げたことも。D3では代表チームのリーダーの彼女にベタ惚れ、自慢のスピードを生かして見事彼女を奪ってしまった。
 
いやはやルイースの手の早さにはビックリ!いつの間に彼女に言い寄ったんだろう?よく見ると結構端正なマスクのルイースは、意外にも(ってこともないが)本国では人気が高い。


 ♯6.ジュリー・ガフニー(才色兼備のキーパー) … Julie Gaffney

選出組の一人、ジュリーはメイン州で3年連続優勝という実力の持ち主だが、ダックスのキーパーは既にゴールドバーグと決まっていたため、やむなく控えに回った。メイン州のみんなに活躍する姿を見せたいので試合に出たい、とゴードンに直訴。決勝で対戦したアイスランド戦が同点によりシュート戦になり、優勝の行方を左右する大事な局面でゴードンはジュリーを起用。得点王・グンナーのシュートを見事阻止し、USAダックスに優勝にをもたらす。イーデン・ホール学園ではレギュラーに選ばれ、いかんなく実力を発揮する。控えに回されたゴールドバーグが嫉妬して、自分がレギュラーに復帰するにはジュリーを太らせ動きを鈍らせるのがいいと、ジュリーに大量のデザートを差し入れたことも。ホッケーだけでなく学業も優秀で、成績はA。もう一人の女性メンバー・コニーとは仲が良く、楽しそうに一緒に滑ったり、彼女に声援を送るシーンも。
 
ジュリーがどうして控えなんだ、ゴードン!?確かにゴールドバーグもいいけど、実力的にはどう考えてもジュリーでしょ…と思っていたら本当にD3ではレギュラーに選出された。代表チームのキーパー・スコットが最後に彼女を笑顔で称えるシーンは見ていていい感じ。実はD2で彼女に敗れたアイスランドのグンナーと同じ俳優さんだったりする。顔立ちが整っていて華があるジュリー、D3ではやたら出番が多いのは男性客に対するアピールかな、やっぱ。ダックスの男の子達が彼女に夢中にならなかったのが不思議なほど。確かに人一倍気は強そうだけど…。


 ♯7.ドゥエイン・ロバートソン(おとぼけカウボーイ) … Dwayne Robertson

選出組の一人であるドゥエインはテキサス出身のカウボーイ。パック使いの名手でもある。テキサス訛丸出しで気の良さそうなドゥエインは、選手村で就寝中に同室のルイース、ゴールドバーグ&ケンに悪戯されシェービングクリームまみれにされたことも。練習の気分転換にとゴードンが思いついたのは、逃げまわる仲間をドゥエインが得意の投げ縄で捕まえるというもので、彼の得意技がD2で幾度か披露された。ところが試合中にも一度だけ投げ縄を使ったことがある。暴力的なアイスランドチームがコニーに襲いかかろうとしているのを見かねて、投げ縄で敵を縛り間一髪食い止めたのだ。得意満面のドゥエインに前代未聞の投げ縄による反則が言い渡されたのは言うまでも無い。ラストではドゥエインの弾くギターに合わせて“
We Are The Champions”を合唱、アコースティックギターが実によく似合っていた。
 
Yee-haw!」という彼の口癖が一時我が家(の息子達の間)で流行ったくらい、カウボーイは印象的。見るからに人の良さそうなドゥエイン、いい味出してます〜。


 ♯16.ケン・ウー(元フィギュア選手) … Ken Wu

選出組最後の一人・ケンはサンフランシスコ出身で元フィギュア選手の中国系アメリカ人。USAチームのスポンサーであるヘンドリックス社のティブルスによりホッケーに転向させられた。小柄で気弱なケンは、ゴールドバーグに野次り方を教わるも敵の一人に「お前なんか…強くないぞ」と言うのが精一杯。そんな彼に喧嘩の仕方を教えたのが大会開催地の地元の少年・ラスの兄。「グローブを脱ぎ捨てスティックを投げ捨て、そして敵の服を脱がせる―いいな!?」 試合中、アイスランドの選手に教わった通りに喧嘩を仕掛けペナルティを受けたケンは3人目の突撃ブラザースと呼ばれるまでに。だがイーデン・ホール学園では代表チームの連中に絡まれ、食事を取り上げられたことも。
 
人種が違うといえばそれまでだが、D2のケンは本当に小さくて笑顔がとても可愛い。実際、演じているジャスティンはメンバーの中で最年少だ。デカい選手たちに囲まれて小さいながらも一生懸命戦う姿を見ていると応援せずにはいられない。


 ♯24.ピーター・マーク(どこか醒めてるしっかり者) … Peter Mark

初期ダックスメンバーで最もしっかり者のおませ君だったのがピーターだ。出演がD1のみなのは残念。
背こそ小さいが、一番大人びていたのは彼だったような気がする。Hな本を見てギーをからかったり、みんながボイコットしたにもかかわらずリンクに上がったチャーリーに嫌味を言ったりするのは大抵ピーターだ。ダックスが初めて資金援助を受け、みんなで防具を買いに出かけた際、店に飾られていたゴードンの記事を見つけて彼が昔ホークスだったことに最初に気付いたのはピーターだったし、ゴードンとライリーの会話を聞いてしまい、ゴードンに不信感を抱いて真っ先に試合をボイコットしたのもピーターだった。
 
個人的には好きなキャラクターだったが1作のみで消えてしまったのは、すごく残念。やけに醒めた感じと子供っぽさが良い加減で同居していて、魅力的だったのだが…。ただ試合では全くといっていい程活躍の場がなかった。(T_T)


 ♯11.デイヴ・カープ(コロコロしてる悪ガキ君) … Dave Karp

初期ダックスメンバーで、ピーターと一緒によく文句を言っていたデイヴ。彼も出演はD1のみ。
小さいうえにコロコロしていて可愛らしいが、口は悪かった。ゴードンがバンクス加入を伝えた時には「俺らだけじゃ駄目なのかよ」と真っ先に反対した。教室で大喧嘩になったことがあったが、元はデイヴがチャーリーに嫌味を言ったことが発端だった。試合中にパックがヘルメットを直撃してフラフラになった際、「数をかぞえてみろ」と言うゴードンに「あいつは数えられないんだ」と誰かが言ってたっけ(誰か…ってピーターしかいないけどね)。
 
ピーター同様、どちらかと言えば悪い子役だったデイヴ。アクの強かった二人がD2では揃って消えてしまっていたのには本当に残念。彼等は腐ったミカンだったのだろうか?(言い過ぎ) 生卵を使っての練習では最初にスティックで受けるよう指名され、ぐしゃりと潰してしまったデイヴだったが、何個も潰した後初めて出来たときの驚いたような表情がいい。


 ♯5.タミー・ダンカン(フィギュア出身) … Tammy Duncan

リンクで華麗に回っているところを見たゴードンが声を掛け、ダックスにスカウトした。彼女の出演もD1のみ。
試合ではいきなり回転して敵の意表を突いたところでシュートを決め、チームを活気づけたことも。練習が休みの際には得意のスケーティングを披露してくれた。
 
彼女のスケーティングは本当に上手かった。出番が少なくて残念。


 ♯2.トミー・ダンカン(タミーの弟) … Tommy Duncan

初期ダックス達のクラスメイトで、姉のタミーのスケーティングを見たゴードンが姉弟を一緒にチームに引き入れた。彼も出演はD1のみ。
ホッケーを嫌がる姉に「僕だって嫌々フィギュアをしてやってんだ」と説得、タミーにどつき倒されるシーンも。教室で大喧嘩になった時にはいち早く机の下に隠れていた。
 
「私には無理よ!」とタミーにドツかれたトミーが転んだまま呟く―「無理なもんか」。授業で先生の「体の96%を構成する分子とは?」との問いに「ピザ」と答えるトミー。出番は少ないが割と印象に残る可愛い少年だ。


 ♯1.テリー・ホール(ジェシーの弟) … Terry Hall

初期ダックスの一人で、出演はD1のみ。試合では目立った活躍こそなかったがオレオ・トリオ(ジェシー・ギー・テリー)の一人として頑張った。第1回フライングV攻撃の際のメンバーの一員。
 
兄・ジェシーに比べて極端に見せ場が少ない可哀想なテリー。目を凝らして見ていないとどこにいるのか分からなかったりして…。兄ちゃんを応援している姿が可愛い。


        D3の頃のダックス

向かって左手前からバンクス、フルトン(頭にバンダナ)、エイバーマン(眼鏡)、ジュリー(おさげの女の子)、ギー(ブロンドの美少年)、ケン(中国系)、チャーリー(旧ダックスのユニフォーム)。
フルトンとエイバーマンの間に座っている女の子はコニー。
後列左からルイース、ドゥエイン(カーボーイハット)、ゴールドバーグ(やや太め)。

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